それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
──お互いが大人になったら結婚しよう。
指切りをして、誓い合った愛の約束。
「あの時の誓いは守れなかったから、改めて誓いたい」
車を降りて、手を繋ぐあたしたち。
「うん」
「きちんとゆずとのこと決着つけて、また付き合うときはもう離さないから。覚悟しておけよ」
「離れるつもりなんて、ないよ」
「可愛いこと言うなよ」
あたしをぎゅっと抱きしめたかと思うと、吸い付くようなキスをされる。
「ん……雄大」
「亜実にもっと触れたいけど、これはちゃんと付き合う時にとっとくから」
前とは違う。
あの時、お互いがお互いを好きだったけど、付き合ってなかった。
でも、いまはちゃんと我慢ができる。
自分たちの欲望のまま突っ走るだけじゃない。
あたし達も大人になったんだ。
ゆずには悪いけど、ほかの人のことなんていま考えられなかった。
だって、好きなんだ。
ずっとずっと好きだったんだ。
だから、誰にも譲れない。
「大好き、雄大」
いまはこれでいい。
そう自分に言い聞かせながら、雄大の胸に飛び込んだ。
指切りをして、誓い合った愛の約束。
「あの時の誓いは守れなかったから、改めて誓いたい」
車を降りて、手を繋ぐあたしたち。
「うん」
「きちんとゆずとのこと決着つけて、また付き合うときはもう離さないから。覚悟しておけよ」
「離れるつもりなんて、ないよ」
「可愛いこと言うなよ」
あたしをぎゅっと抱きしめたかと思うと、吸い付くようなキスをされる。
「ん……雄大」
「亜実にもっと触れたいけど、これはちゃんと付き合う時にとっとくから」
前とは違う。
あの時、お互いがお互いを好きだったけど、付き合ってなかった。
でも、いまはちゃんと我慢ができる。
自分たちの欲望のまま突っ走るだけじゃない。
あたし達も大人になったんだ。
ゆずには悪いけど、ほかの人のことなんていま考えられなかった。
だって、好きなんだ。
ずっとずっと好きだったんだ。
だから、誰にも譲れない。
「大好き、雄大」
いまはこれでいい。
そう自分に言い聞かせながら、雄大の胸に飛び込んだ。