それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「あれ、春樹……?」
リビングのドアを開けると、春樹が窓から外を見ていた。
「亜実。おはよ」
あたしの声に、カーテンを閉めて振り向く。
「おはよう。春樹」
「亜実、今日は外に出るのは禁止な」
「え……?でも今日は、クリスタルのスタジオ収録につれてってくれるって」
そう。
今日は、クリスタルが司会をしている番組の収録日。
連れてってくれると言っていたからたのしみにしていたんだ。
「それも今日は中止」
「……え?」
「これな」
春樹がテーブルの上の雑誌を指さす。
「……え?」
そこに書かれていた内容に頭が真っ白になる。
「な、なにこれ……」
〝人気俳優 黒川歩 〟の文字が最初に飛び込んできた。
でも、その横にあったのは〝クリスタル ギタリストHARU妹と真剣交際!?〟の文字。
「亜実のことだな」
まさかの大々的なスクープ写真に衝撃が隠せない。
目隠しはされているけど、たしかにあたしと歩が手を繋いで歩いている様子だ。
リビングのドアを開けると、春樹が窓から外を見ていた。
「亜実。おはよ」
あたしの声に、カーテンを閉めて振り向く。
「おはよう。春樹」
「亜実、今日は外に出るのは禁止な」
「え……?でも今日は、クリスタルのスタジオ収録につれてってくれるって」
そう。
今日は、クリスタルが司会をしている番組の収録日。
連れてってくれると言っていたからたのしみにしていたんだ。
「それも今日は中止」
「……え?」
「これな」
春樹がテーブルの上の雑誌を指さす。
「……え?」
そこに書かれていた内容に頭が真っ白になる。
「な、なにこれ……」
〝人気俳優 黒川歩 〟の文字が最初に飛び込んできた。
でも、その横にあったのは〝クリスタル ギタリストHARU妹と真剣交際!?〟の文字。
「亜実のことだな」
まさかの大々的なスクープ写真に衝撃が隠せない。
目隠しはされているけど、たしかにあたしと歩が手を繋いで歩いている様子だ。