それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
──自然消滅
そんな言葉を自分で口にして涙が出てきてしまう。
「ちょっと、泣かないでよ!」
「だって……」
「進級できなくても同じ学校にいるんだから、自然消滅は無理だから!」
香莉菜があたしの頭を撫でてくれる。
「……うん」
「進級できなかったことに落ち込んでるだけだよ!あんなに〝亜実と一緒に進級したい〟って言ってたじゃん」
「うん」
あたしも自分に対して大丈夫だと言い続けたい。
安心をするために。
まだこんなに大好きなんだもん。
好きで好きでどうしようもない。
「もう出会ってから1年も経つんだなぁ」
帰り道、雄大と出会ったときのことを思い出す。
香莉菜の彼氏、昌也を通じての出会い。
あの時の出会いなんてもう最悪だった。
顔を合わせれば、喧嘩ばかり。
それなのに、いつの間にか雄大に惹かれていった。
毎日のように4人で学校でも外でも遊んで。
雄大の隠されたやさしさに触れて。
そんなとき、最高に幸せな瞬間が訪れた。
雄大に告白されたんだ。
そんな言葉を自分で口にして涙が出てきてしまう。
「ちょっと、泣かないでよ!」
「だって……」
「進級できなくても同じ学校にいるんだから、自然消滅は無理だから!」
香莉菜があたしの頭を撫でてくれる。
「……うん」
「進級できなかったことに落ち込んでるだけだよ!あんなに〝亜実と一緒に進級したい〟って言ってたじゃん」
「うん」
あたしも自分に対して大丈夫だと言い続けたい。
安心をするために。
まだこんなに大好きなんだもん。
好きで好きでどうしようもない。
「もう出会ってから1年も経つんだなぁ」
帰り道、雄大と出会ったときのことを思い出す。
香莉菜の彼氏、昌也を通じての出会い。
あの時の出会いなんてもう最悪だった。
顔を合わせれば、喧嘩ばかり。
それなのに、いつの間にか雄大に惹かれていった。
毎日のように4人で学校でも外でも遊んで。
雄大の隠されたやさしさに触れて。
そんなとき、最高に幸せな瞬間が訪れた。
雄大に告白されたんだ。