それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
✱止まった時を動かそう
「亜実ちゃーん」
「さーたん!」
東京から戻ってきたあたしは、いま、通っていた高校へと来ている。
雄大と出会ったこの場所。
早いもので、雄大と出会ってから6年の月日が経っている。
「辞めたってきいたわよー。結婚するから?」
「辞めたけど、結婚はしないよ」
さーたんの言葉に首を横にふる。
「え?てっきり結婚するんだと思ってた」
「あの噂はデマカセだから」
歩とあたしのニュースは未だに続いてて。
結婚秒読みってウワサになってる。
事務所が結婚しないとダメな事務所だからなのだろうけど。
当の本人は、もう連絡すら取ってないというのに。
ウワサだけが一人歩きしてる感じだ。
「亜実ちゃん、また無理してるでしょ?」
「さーたん……」
「泣きたいときは泣いてもいいのよ?ガマンしないの」
さーたんの言葉に涙が流れる。
「ほら、すぐ無理するんだから」
さーたんがあたしを抱きしめて、背中をさすってくれる。
「さーたん!」
東京から戻ってきたあたしは、いま、通っていた高校へと来ている。
雄大と出会ったこの場所。
早いもので、雄大と出会ってから6年の月日が経っている。
「辞めたってきいたわよー。結婚するから?」
「辞めたけど、結婚はしないよ」
さーたんの言葉に首を横にふる。
「え?てっきり結婚するんだと思ってた」
「あの噂はデマカセだから」
歩とあたしのニュースは未だに続いてて。
結婚秒読みってウワサになってる。
事務所が結婚しないとダメな事務所だからなのだろうけど。
当の本人は、もう連絡すら取ってないというのに。
ウワサだけが一人歩きしてる感じだ。
「亜実ちゃん、また無理してるでしょ?」
「さーたん……」
「泣きたいときは泣いてもいいのよ?ガマンしないの」
さーたんの言葉に涙が流れる。
「ほら、すぐ無理するんだから」
さーたんがあたしを抱きしめて、背中をさすってくれる。