それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「終わったって?」



昌也がキョトンとした顔になる。



「はは、結婚はしないよ」


「え?しねーの?なんだ、芸能人の妻かと思ったのに」


「……のまえに、あんたも亜実と芸能人の兄がいるでしょうに」


「はは、そうだった!」


「二人見てるとなんか元気になる」



本当に高校時代に戻ったみたい。
1人足りないけど。



「あ、そうだ。俺、香莉菜とまた付き合うことにしたから」


「え!?」



昌也の言葉にあたしではなく、香莉菜が反応する。



「この前の返事」


「こんなふうに言わないでよー!びっくりする!」



頬を膨らましてるけど、香莉菜は嬉しそう。



「やっばり2人はお似合いだよ」



この二人にはいくとこまでいってほしい。
いつか結婚して、結婚式には呼んでもらうんだ。



「ごめんな、亜実のこと巻き込んで」


「ほんと!彼女とその親友を天秤にかけるとか最低だよね!」



昌也の頭を叩く。



「おい、彼氏に向かって最低とか言うか?」


「昌也だからね!」


「こいつー!」



香莉菜の髪の毛をぐちゃぐちゃにする。

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