それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「俺はいつまでも昌也と亜実の兄で、香莉菜は弟の彼女だよ」
「俺のことも弟だって思ってくれんだ」
昌也が嬉しそうに笑う。
「何いってんだよ。あたりめーだろ。お前が生まれた時から俺の弟だよ」
昌也の肩をぽんっと叩く。
「春樹……」
「亜実、気にすんなよ。俺のことも歩のことも。お前の気持ちはもうずっと前からただ一つだろ」
「うん……」
「俺は亜実のこと、すげぇ好きだったけど、現実問題俺らは兄妹なんだ」
目を瞑る春樹に胸が痛くなる。
「……そんな顔すんな」
あたしの顔がどんな顔をしているかはわからない。
でも、そんなふうに言わせてしまう顔をしていたのだろう。
「俺は、亜実が幸せになるならなんだってするよ」
静かに春樹がつづける。
「……うん」
「亜実が悲しんでるなら、こうしてすぐに駆けつけたいし、これからはそれを兄としてやっていかなきゃならないって思ってる」
「……ありがとう」
春樹の言葉はいつだって、あたしの胸にストンと落ちてくる。
「俺のことも弟だって思ってくれんだ」
昌也が嬉しそうに笑う。
「何いってんだよ。あたりめーだろ。お前が生まれた時から俺の弟だよ」
昌也の肩をぽんっと叩く。
「春樹……」
「亜実、気にすんなよ。俺のことも歩のことも。お前の気持ちはもうずっと前からただ一つだろ」
「うん……」
「俺は亜実のこと、すげぇ好きだったけど、現実問題俺らは兄妹なんだ」
目を瞑る春樹に胸が痛くなる。
「……そんな顔すんな」
あたしの顔がどんな顔をしているかはわからない。
でも、そんなふうに言わせてしまう顔をしていたのだろう。
「俺は、亜実が幸せになるならなんだってするよ」
静かに春樹がつづける。
「……うん」
「亜実が悲しんでるなら、こうしてすぐに駆けつけたいし、これからはそれを兄としてやっていかなきゃならないって思ってる」
「……ありがとう」
春樹の言葉はいつだって、あたしの胸にストンと落ちてくる。