それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「昌也!お待たせー!」
放課後、香莉菜が昌也を見つけて走り出すのであたしも香莉菜を追いかける。
「今日はお邪魔しちゃってごめんね」
「全然。亜実なら大歓迎だ」
昌也がにっこり笑う。
「ありがとう」
「で?和樹とは付き合わないの?」
「え?」
「噂すげーじゃん」
昌也があたしの頭をぽんっと叩く。
「……うん」
噂のことを言われると、なんだか昨日の雄大を思い出してしまう。
「好き?嫌い?和樹はどう見ても好きだろ?」
「嫌いではない」
和樹にたくさん助けられてる。
でも、それと好きとは違う。
「じゃあ、好き?」
「好きの種類が全然違う」
和樹に対して、LOVEの好きだなんていえない。
雄大以外の人にそんな気持ちに今更なれないのかもしれない。
このまま誰にも恋できないような気さえしてくる。
でも、それだけは避けたい。
できれば、好きな人を作ってあたしだって胸を張って幸せだって言いたい。
目の前にいる香莉菜と昌也のように。
放課後、香莉菜が昌也を見つけて走り出すのであたしも香莉菜を追いかける。
「今日はお邪魔しちゃってごめんね」
「全然。亜実なら大歓迎だ」
昌也がにっこり笑う。
「ありがとう」
「で?和樹とは付き合わないの?」
「え?」
「噂すげーじゃん」
昌也があたしの頭をぽんっと叩く。
「……うん」
噂のことを言われると、なんだか昨日の雄大を思い出してしまう。
「好き?嫌い?和樹はどう見ても好きだろ?」
「嫌いではない」
和樹にたくさん助けられてる。
でも、それと好きとは違う。
「じゃあ、好き?」
「好きの種類が全然違う」
和樹に対して、LOVEの好きだなんていえない。
雄大以外の人にそんな気持ちに今更なれないのかもしれない。
このまま誰にも恋できないような気さえしてくる。
でも、それだけは避けたい。
できれば、好きな人を作ってあたしだって胸を張って幸せだって言いたい。
目の前にいる香莉菜と昌也のように。