それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
昌也からの質問を待っている間なぜだかドキドキした。

意外に核心ついてきたりする昌也だから。
香莉菜も昌也も交えたほうがいいって思ったんだろう。
二人ともちゃんと考えてくれてるから、すごく救われてる。



「お前が和樹を振るとするよ」


「う、ん……」


なぜかドキドキしてくるのはなんでだろう。
これで全てがきまるかのようなドキドキで不思議な気分。



「それは次の日から和樹とは一緒にいれなくなる。お前はそれをどう思う?」



昌也が静かな口調で問いかける。

雄大がいなくなってからずっと隣にいてくれた和樹。

それがなくなったら……。

寂しい?
大丈夫?
平気?
なんとも思わない?


──平気では、ない。


少なくとも、雄大と別れてから笑えていたのは和樹のおかげ。
眠れるようになったのも和樹がいたから。

これってどういう気持ちなのか、自分のことなのに答えに導くことができない。

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