10月の恋
プロローグ
3年前の10月
「ふぅーやっと出てこれたあああ
出られるならもっと早く申請してよね!まま!」
「うるさい!もう全く何度目よ!」
「てへへごめんごめん!
今回はまきこまれちゃっただけなんだってば!」
わたしは佐藤綾奈
歳は今年で19歳!
高校中退!
仕事は夜職!
と言ってもやめたあとすぐ捕まっちゃったから今は無職なんだけどねー笑
「ままーアパートどうなってんの?」
「パパが家賃払っててくれたわよ!
そのまんまだから!」
「わあーあのクソ親父金だけは出すのね!迎えには来ないのに!」
実の父親とはとても不仲!
お迎えに来てくれたのは
養母の貴子さん!
産みの母は私が2歳の時に
私を置いてどこかへ消えた。
貴子さんは私が5歳の時から
私のママとして迷惑かけても
面倒見てくれてる。
感謝するし大好きな実のお母さんだと思っている!
「んぢゃあアパートまで送ってーーー!」
「はぁー早く仕事見つけてよ?
お姉ちゃん!うちはキツキツなんだから分かってるでしょ?
チビ達でお金かかるんだから」
「ごめんなさい。」
チビ達とは私の弟と妹!
弟2人に妹1人!
とっても可愛いの!
「あとたァちゃんにも連絡いれときなさいよ!」
たぁちゃんとは彼氏!
「はぁーい!!!」
この時はまだ知らなかった
すぐ近くに
自分の旦那になる人と出会うとは
あんなに辛い思いをすることになるとは。