虹虫
「何これ?」



ナツミは俺から渡された小さな貝殻を手の平に置いて眺めた。



その貝殻は小さいが虹色に輝いていた。



まるで宝石のように。



「綺麗なもんってんのは、大きいとは限らないぜ。前話してた虹虫って奴の変わりだよ」



「ホントだ〜! 虹色だよ、この貝殻!」
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