この世界で君にこいする
ついに、青葉学園の前にやってきた。


緊張してきた.......


これで落ちていたら、もう終わりだ、



ダメだ、前向きにいかなきゃ!!





足がガタガタ震えているけど、必死に進む。



合格者の張り出し紙の前には多くの人がいた。



背伸びをして、自分の番号を一生懸命探す。



432...432...43....



「あった!!!」


つい、大きな声を出してしまった。

数人こちらを向いたが、みんな番号を探すのに夢中で聞こえてなかった。




そうだ、お母さんに連絡しないと。


【合格したよ!!!!】



メールするとすぐに返信が返ってきた。



【今夜はアリサの好きなおかずを作るわね】



喜んでいると、隣りにいた女の子達の会話が聞こえてきた。



「お金さえ出せば高校って入れるもんね~」


「だよね~将来とかまだ分かんないし適当に高校選んだわ~~笑」





確かにこの学校は私立だからめっちゃお金かかるなー



私も将来とか全然分かんないや。



でも、とりあえず高校には入れるからいっか。


適当に勉強すれば、すぐに卒業だし。

大学行くのはめんどくさいから、早く就職して1人暮らししたいな~







私はこの学校の地獄さをまだしらなかった………








< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop