木のなる実
奈留 「この後、どうしようか?」


愛 「公園とかないの?」


奈留 「この辺は、わからないから
私の昔よく行ってた公園行く?」


愛 「行ってみたい!」


そう言うと
愛騎の車は、私が
幼い頃からよく行っていた
公園へと向かった。


公園に着く頃には
日付が変わっていた。


奈留 「この公園来るの久しぶりかも!」


幼い頃から、高校生までは
よく来ては遊んだり
友達とのおしゃべりのたまり場だったり
中学の通学路でもあった。

その公園は、
よくロケ地として使われることも有名で


奈留 「ここでね、たくさん芸能人見てきたの!」


愛 「へーいいなー!」


2人でブランコに座りながら
そんな話をしていた。

少し沈黙が続いてから
愛騎を見ると
真っ直ぐに私を見ていた。
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