木のなる実
そう言われ、もうひとつの封筒を開けて
チケットを取り出す。



奈留 「.........。」


「おーいどしたー?」


奈留 「高見。」


「うーん?」


奈留 「東京ドームのバルコニーってどこ?」


「はいー?笑」


2人で、電話をしたまま
急いで調べてみると
1階スタンドと2階の間の空間。
野球で言うとVIP席
という所らしい。


「おまえー!また、何とも微妙なところ当てましたな!笑」


奈留 「誕生日になのに複雑なんだけどー」


「いやー。笑うしかないだろー笑」


奈留 「えーー?」


「逆になかなか当たらないレア席な!笑」


奈留 「それな!笑」
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