木のなる実
みんな仕事だから仕方ない。
だけど、1人の夜が嫌いで考えていた時


「なるに電話してみようかな?」


LINEでは、メールのように
話していたけど
電話したことはなく、声を聞いたことがない。

「毎日連絡はしてるし
電話してみよう」


電話をかけながら
何故か緊張している自分がいた。


「出ないかな。いきなりすぎたかな?」



と諦めかけた時だった。



「.........もしもし?」



初めて聞く、なるの声に
緊張がさらに高まる。



奈留 「もしもし?今大丈夫?」


愛 「大丈夫だけど、、どうしたの?」


奈留 「あっ。えーっとね、実は.......その..」


素直に1人の夜が苦手で
電話したと言ってみた。

< 29 / 137 >

この作品をシェア

pagetop