熟恋ージュクコイー
さくらの気持ち

あ…頭が…痛い…。

『おか〜さぁ〜ん!!!朝だよ〜!!起きて〜!!!』

あぁ・・朝か・・・

え!?いま何時?!

時計は8時を指している・・・・

あ“ーーーーー!!遅刻する!

飛び起きて布団をはねのけ、バタバタ階段を降りる。

あぁ頭がいたい。
飲み過ぎたな、昨日・・・

階段を降りてキッチンに行くと、娘のカンナはもう出かけるところ。

「かんちゃん、起こしてくれてありがとう〜!助かった〜」

『お母さん、二日酔いでしょ?
私よりも若い飲み方してるねぇ〜』

ひひひ、と笑いながら玄関を出て行った。

「いってらっしゃ〜い」

はぁ。急がないと。

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