熟恋ージュクコイー
夕飯のあと、雅也さんに明日の昼会えないか、と連絡した。

子どもたちと会って欲しいと。

すると、すぐに返信が来た。

「もちろんです。会いましょう。どこにしましょうか?お宅の近くに行きますか?」

『最寄りの駅近くにある、‘ル・クプル’というレストランはどうですか?
古くからの友人夫婦がやっているので、融通がききます。』

「え!ミキさんのところ?」

『ご存知なんですか?』

「はい、オープン当初から通ってます。ミキさんも顔馴染みです。嬉しいなぁ、共通の知り合いがいたなんて」

世の中は意外と狭い。

ミキの事を知っているなら話は早い。

昼ごはんをミキのお店で一緒に食べる事にした。
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