熟恋ージュクコイー
そのままカンナに大輝が日本出張がある事を話すと、大喜び。

2人は、昔から仲が良い。

大輝が留学したいと言い出した時、真っ先に反対したのはカンナだった。

さて、ミキに連絡するか!

家族が集まれるのは、本当に嬉しい。

と、また携帯がなった。

今度はメッセージだ。あ、田中さん…

「さくらさん、昨日は素敵な時間をありがとう。特別な日を一緒に過ごせた嬉しさと、ちょっと酔っていたのもあって、少しやり過ぎてしまいました。嫌われたくないのに、気持ちが止められなくて。
嫌な気持ちになっていなければいいのだけど…」

やり過ぎ…確かに、やり過ぎ!!
こっちは免疫のなきアラフィフなんですよ…
さっきまでずーっとその事ばかり考えてた。

どう返そうか、と考えていると 

「おかあーさーん!」

と、カンナが呼ぶ。

『なぁに?』

「私、図書館行ってくるー!そのあとさとちゃんちにお泊まりしてくる!」

『えっ!そんな予定書いてなかったじゃない?』

「うん、学校で急にテストをする事になってね。さとちゃんに教えてほしい!って頼まれたの。図書館行ってから、さとちゃんちでお勉強!」

『わかった。さとちゃんによろしくね。たまには家に連れておいで。』

「ありがとね、お母さん!じゃっ、行ってきまーす!」

バタン。

また1人だわ…何しようかな、今日。
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