熟恋ージュクコイー
土曜日。

小野さんは休みだけど、俺はいつものように仕事。

お客さんとの打ち合わせが何件か入っていた。

せっかくの旅行を楽しんでもらいたい、それは仕事を始めてからずっと変わらない。

何をしたら楽しんでもらえるのか、考える時間はとても楽しい。

打ち合わせの後、オフィスに戻り、お客さんのプランを練っていると携帯が鳴った。

メッセージを見て驚いた。

真野さんだった。

しかも話があると言っている。

会いたいらしい。

俺はもちろん、仕事が落ち着いているし、すぐにでも行ける。

何より、真野さんからの呼び出しにはすぐにでも行きたい。


何の話なのか…悪い話じゃないといいけど…

会えると答えて、待ち合わせ場所に向かうまで、どんな話をされるのか、怖くてたまらなかった。

この間の俺の暴走が悪い方に影響してしまったか…

昔は自信のない発言なんて、しなかった。

今回ばかりは自信がない。

とりあえず行ってみよう。
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