君の優しい嘘。

そんなデートの帰り道に、

彼女は僕が考える隙もないくらいに

今日の楽しかった思い出話を話した。

ユキナ「…今日は凄く楽しかった。」

ふと彼女が照れながら僕の方を見てそう言った。

ケイ「うん、そうだね。」

ユキナ「…また、デート…しようね?」

彼女は少し涙目になりながら言った。

僕はびっくりした。

ケイ「どうしたんだよ!?」

驚きが隠せない僕の反応に

彼女はまた優しく微笑みながら、

『なんでもない』

と言った。
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