君の優しい嘘。

その本での出来事がキッカケに、

一緒にお茶する事が多くあった。

最初の会話は、確か

お互いの自己紹介だった、と思う。

あまり女の子と話した事がない

僕には、精一杯のコトで。


途中で緊張のせいで自分でも何を話しているのかが

謎だった。だけど、

彼女『小澤・雪菜(オザワ・ユキナ)』さんは

僕の話を飽きないで相づちを打ちながら

優しい笑顔で聞いてくれた。
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