彼氏売買所
☆☆☆
放課後、待ち合わせ場所に現れたのはパッとしない先輩だった。
面長の顔に細い体。
沢山の人がいれば紛れてしまって見つけられないかもしれない。
相手のルックスを見た瞬間、あたしは大きなため息を吐いてしまった。
これじゃ大したお金にはならないだろう。
せめて先輩に何かプラスな点があればいいけれど。
「俺と付き合ってください!」
緊張から声を裏返しながらそう言う先輩に、あたしは笑顔で頷いた。
「ありがとうございます。嬉しいです」
そう答えて一生懸命照れているフリをする。
先輩はあたしの答えに一瞬硬直し、それから徐々に顔を赤らめて行った。
耳まで真っ赤になった時「嘘だろ!?」と、大きな声を張り上げる。
その反応に内心笑いながら、あたしは首を傾げた。
放課後、待ち合わせ場所に現れたのはパッとしない先輩だった。
面長の顔に細い体。
沢山の人がいれば紛れてしまって見つけられないかもしれない。
相手のルックスを見た瞬間、あたしは大きなため息を吐いてしまった。
これじゃ大したお金にはならないだろう。
せめて先輩に何かプラスな点があればいいけれど。
「俺と付き合ってください!」
緊張から声を裏返しながらそう言う先輩に、あたしは笑顔で頷いた。
「ありがとうございます。嬉しいです」
そう答えて一生懸命照れているフリをする。
先輩はあたしの答えに一瞬硬直し、それから徐々に顔を赤らめて行った。
耳まで真っ赤になった時「嘘だろ!?」と、大きな声を張り上げる。
その反応に内心笑いながら、あたしは首を傾げた。