惚れ薬
☆☆☆
翌日の天気は雨だった。
荷物も多く、昨日の朝とは打って変わっての気分だった。
ノロノロと歩いて学校へ向かう。
途中で真弥に声をかけられても、あたしはムスッとした表情しかできなかった。
「どうしたの、そんな浮かない顔して」
「昨日、告白に失敗した」
そう言うと、真弥は何度か瞬きをして「なんで!?」と、声を上げた。
「わからない。人によって薬の効果が変わるのかも」
「そんな……今まで全部上手く行ってたのに!?」
「そうだけど……」
あたしにだって航に効果がなかった原因がわからない。
「でも、諦めないんでしょ?」
真弥の質問にあたしは頷いた。
翌日の天気は雨だった。
荷物も多く、昨日の朝とは打って変わっての気分だった。
ノロノロと歩いて学校へ向かう。
途中で真弥に声をかけられても、あたしはムスッとした表情しかできなかった。
「どうしたの、そんな浮かない顔して」
「昨日、告白に失敗した」
そう言うと、真弥は何度か瞬きをして「なんで!?」と、声を上げた。
「わからない。人によって薬の効果が変わるのかも」
「そんな……今まで全部上手く行ってたのに!?」
「そうだけど……」
あたしにだって航に効果がなかった原因がわからない。
「でも、諦めないんでしょ?」
真弥の質問にあたしは頷いた。