惚れ薬
☆☆☆

家に戻ってみるとあたしの好物ばかりがテーブルに並んでいた。


とてもいい香りで食欲がそそられる。


両親はあたしが家にいるだけで機嫌がいい。


これだけのものを手に入れたんだから、もう何も必要ない。


当初の通り、なにも航にこだわる事はないんだ。


あたしはそう思い、肉にかぶりついたのだった。
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