惚れ薬
あたしはノートとペを取り出して、クラスメートの名前を書きだして行った。
「真弥なら誰を手なずけたい?」
「あたしなら、絶対にこいつ」
真弥は迷うことなく、クラスメートの男子の名前を指さした。
それを見てあたしは口角を上げた。
「あたしもそう思ってた」
真弥が指を指したクラスメートの名前は若田宏樹(ワカタ ヒロキ)。
目立つタイプじゃないけれど、家が大の資産家として有名だった。
宏樹自身も羽振りがいいようで、時々友人になにか奢っているという話を聞いたことがあった。
「あと、こいつ」
真弥はそう言って矢吹サキという名前を差した。
サキは女子の中でも一番プライドが高く、いつも大きな顔をしている。
「真弥なら誰を手なずけたい?」
「あたしなら、絶対にこいつ」
真弥は迷うことなく、クラスメートの男子の名前を指さした。
それを見てあたしは口角を上げた。
「あたしもそう思ってた」
真弥が指を指したクラスメートの名前は若田宏樹(ワカタ ヒロキ)。
目立つタイプじゃないけれど、家が大の資産家として有名だった。
宏樹自身も羽振りがいいようで、時々友人になにか奢っているという話を聞いたことがあった。
「あと、こいつ」
真弥はそう言って矢吹サキという名前を差した。
サキは女子の中でも一番プライドが高く、いつも大きな顔をしている。