監禁少女
☆☆☆

出されたパンと牛乳をどうにかお腹の中におしこんだ。


食欲なんて少しもなかったけれど、食べないと死んでしまう。


今日は一体なにをさせられるんだろうか?


昨日と同じようにスマホの取り合いだろうか。


そう考えている間に再び覆面男が部屋に現れた。


食器を片付けるのだと思っていたら、髪の毛を掴ませ引き起こされた。


「痛いじゃん!」


鷲掴みにされた頭皮がビリビリと痛む。


「歩け」


機械を通した声でそう言う男。
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