監禁少女
あたし達のせいで顔の表面を剥がされたのだから、当然だった。


あたしは美世との会話を諦めて音が入って来るのを待った。


音ならきっと話を聞いてくれる。


また3人でゲームをするのなら、2人で協力して美世を敵に回せばいい。


そう思っていたのに……。


次に部屋のドアが開いた時、そこに立っていたのは覆面男だった。


肩に何かを担いでいる。


なに……?


その何かは制服姿をしていて、本能的に嫌な予感がした。
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