監禁少女
聞き覚えがあるような、ないような苗字に首を傾げた。


「この前音に告白してきた人だよ」


あぁ。


そうだったんだ。


興味がなくて覚えていなかった。


っていうかあの人、彼女いたんじゃん。


そう思うと、なぜか笑えた。


「音、保健室について行こうか?」


「いい」


あたしはそう言い、1人で歩き出したのだった。
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