監禁少女
☆☆☆
泣き疲れていつの間にか眠ってしまっていた。
こんな状況でも眠れてしまうなんて、なんだか自分が不思議だった。
しかし手足は拘束されたままなので体のあちこちが痛んだ。
窓がないから時刻もわからない。
そう思っていると、覆面の男が食べ物を運んできた。
「お願い! あの写真を消して!」
あたしは咄嗟にそう叫んでいた。
可愛くない自分の写真が出回ることが、今一番の恐怖だった。
「お願い! あんな写真見られたらもう学校に戻れない!」
冬夜との関係も終わってしまうかもしれない。
そう考えると死んでしまった方がマシに感じられてくる。
泣き疲れていつの間にか眠ってしまっていた。
こんな状況でも眠れてしまうなんて、なんだか自分が不思議だった。
しかし手足は拘束されたままなので体のあちこちが痛んだ。
窓がないから時刻もわからない。
そう思っていると、覆面の男が食べ物を運んできた。
「お願い! あの写真を消して!」
あたしは咄嗟にそう叫んでいた。
可愛くない自分の写真が出回ることが、今一番の恐怖だった。
「お願い! あんな写真見られたらもう学校に戻れない!」
冬夜との関係も終わってしまうかもしれない。
そう考えると死んでしまった方がマシに感じられてくる。