部活…辞めたい。~天国から地獄に叩きつけられた日~





「あの、先生」




「はい」





「えと…家事育児とか大変なのと、勉強もついていけないので…もう……あの、部活やめます。すみません。」




「………うん、そっか、まぁ色々大変だしね。
また体育館の日とか、顔見せに来てくれたらいいよ。」




「退部届けとかは…」



「あ〜、次の継続の紙を出さなかったらそれでいけるとおもうから」




「あ、はい、わかりました。すみません…。ありがとうございました」




そう言って軽く会釈し、私はその場から離れた







…顧問の先生が良い人で本当に良かった




……………辞めた



え、辞めたんだ、私。




え?辞めれたよ?やめたんだよ?





じんわりと喜びが滲み出してきて、私は廊下で待っていた友達に、このどうしようもない想いを叫んだ





でも。




これで完全に終わりじゃない。




次が本当に最後の仕事。





…先輩、同級生に

『辞める』を

伝えるんだ








私は、友達と一緒にマクドナルドに向かった







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