終わりなき戦に花束を
「私は、江戸に来た時、怖いって言われた…だからフードを取るのが怖くて…」

「…どうすればいいかわからなかったの?」

「…はい」



「じゃあ堂々としてなきゃ」

小雪の言葉に、翡翠は目を丸くする。

「真選組のみんなは綺麗だって思った。隠さなくていいんだよ?」


「…でも…」


周りの視線が気になるのか、フードをかぶろうとする翡翠の手を小雪はとめた。


「その髪の毛は、目は、翠ちゃんの誇りでしょ?」

「誇り…」


翡翠の口元に笑みが広がりそうになった。


その瞬間、


「どうも、こんにちは」
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