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雪降る日 2つの影ができる





「 寒すぎ 」
「 いち、マフラー、貸そっか? 」
「 まじ!さんきゅ! 」
「 暖かい? 」
「 うん 」






笑い会う2人の世界は 美しく見えた






「 手出して 」
「 なんで? 」
「 いいから 」
「 えー、はい 」
「 にやけてる 」
「 にやけてねーし 」
「 爆笑 」



寒いのに 君の隣にいると暖かった

君の手と白くなる息 全てが特別なものだったのかもしれない



君の瞳に私は どう映っていたんだろうね

君にとって私は 何だったんだろうね





君は 私のことを( いち ) って呼ぶ

君が私を呼ぶ日は もうこないのかな





どうして気づかなかったんだろう



君が特別な人ってことを
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