君の記憶の中には俺はいない。
1章 二度目の出会い
「凉くん!一緒に帰ろうよ!」
喋りかけてきたのは隣のクラスの山菜旭。
「あぁ。」
俺、倉橋凉はこいつと今付き合っている。
何処がどう好きでとかじゃなくて、何となく告られた時
に俺の事を思ってくれてるって少しだけ浮かれたからだ。
「それでね!その時あかりがさぁ!」
たわいもない話を交わす。それが日常。
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