君の記憶の中には俺はいない。
「ヒュー!ヒュー!何時もお熱くて良いですなぁ!!」
あぁ、めんどくさい。こういう奴は何時までもガキのま
んまだな。
「うるせー、」
「そんなこと言っちゃダメだよ?うちらのこと僻んでるんだ!いーだっ!!」
「んだとっ!?」
「チッ」
ギャーギャー何時までもうるせーな。
騒ぐと目立つから嫌なんだよな。
こういうのは巻き込まれるので先に行くのが一番だ。
ちょうどオレが階段を降りたところだった。
「あ、あのっ!!すみませんっ!!」
振り返ると、そこには1人の女子生徒が立っていた。