桜恋
ミカとのクラスをざわめかせた言い合いもみんなの記憶から消えてきた秋。

「内海君にサツキ、告白したらしいよ」
「でも優香にしてきた事、内海君が気づいたらしくて、」
「『俺の幼馴染にそんな事する奴と付き合いたくない』って言ったの!」
「、そっか、、、なんか申し訳ない事しちゃったな、」
「何言ってんの、むしろ逆に謝ってもらわないと!
ジャージ隠されたのも、制服にラクガキしてきたのも、主犯はサツキだったって聞いたよ!」
「優香が学校休みの間に聞き込みしまくったんだから!」
「、ありがとう」
また泣きそうになるじゃん、
「あの、天川さん」
?えーと、野球部の、
「あ、川崎君」
「ちょっといいかな、」
「、ごゆっくり〜」
みんなに手を振られ、ため息ついて
川崎君に付いていくと
階段の踊り場で止まった
「あの、さ、いきなりで戸惑うかもだけど、俺、天川さんの部活に一生懸命な所とか、、ほら俺野球部だから、吹部、応援で演奏してくれてるじゃん
なんかそれでちょっと気になり始めちゃって、
好き、になっちゃったんだよね、
付き合ってください!」
「川崎君、、、
ありがとう、でも、私今部活1番になっちゃうと思うの、だから、ごめんなさい。気持ちはすごい嬉しかった、ありがとう」

告白か、こんなことがあるとは、、ね。

*☼*―――――*☼*―――――

「優香!わたしら同じクラスだって!」
もう春休みが終われば高校も最後の年です。
春休み中に先生から次のクラスの通知が来ました
新しいクラスも明日から、
どうなるやら、、、

*☼*―――――*☼*―――――
始業式は、吹奏楽部は講堂で演奏の為
まだ新しいクラスに行けてません。
教室でみんなはテレビで始業式を見るらしい。
ユキ達寝てそう、
始業式も終わり、楽器を片して
早足で新しい教室に向かう

良かった、まだ休み時間だ、
教室に入ると、サクラがいた
「サクラ!」
「あ!優香!おはよ〜」
このふんわり感、癒される。
「あれ?ハルとユキは?」
「ベランダ、」

覗いてみると、
「ユキ!行くぞ!」
「おーしこい!」
、、、スマホのゲームしてる、
「あ、優香!そういえばねー、新作のチョコ♡」
サクラの机のとこに付いていくと
可愛らしいパッケージのチョコ
「はい!朝からお疲れ様でした!」
手のひらに3つ置いてくれた
「ありがとう〜!」
1つ、口に入れるとフワフワと溶けて無くなる
「とりあえず荷物置いておいで〜」
まだリュックしょっていたのをサクラに言われて気づいた
私の席はー、
窓際、1番後ろ
なんて最高のポジション!
でも、とりあえずどうやって楽譜見てても先生にバレないようにするか考えなきゃ、

カタッ
机にリュックさげると、隣の席の男子生徒がこっち向いた

あなたと目が合った
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