それでも、君のことが








「一口食べる?」





「食うに決まってんじゃん」





もう決まってたのか。





河北の口元に、私のクレープが近づく。





しかし、そこで止まった。





「…食べないの?なら、私が」





「あ、食べる!食べるから!」







< 108 / 244 >

この作品をシェア

pagetop