それでも、君のことが








一方、河北は顔を赤くさせながら必死に否定する。





「ばっバカ!そんなんじゃねーよ!」





すーくんは一つため息をつく。





「どっちでもいいけどさ」





次の瞬間、河北に向ける目の色が変わった。





「こんな所に女の子一人でいさせて、一番大事なときに守ってやれないって、『彼氏』なんて程遠い存在なんじゃね?」





ほら、まただ。







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