それでも、君のことが








教室内が、非常にうるさいせいだ。





「え?何て言った?」





すると、源昴流こと「すーくん」は、笑いながらもう一度言った。





ほんと、なぜ彼はこんな些細なことで笑うのか。





「だから、」





またしても、教室内が騒がしくて聞こえない。





今度は三人同時に笑った。





私も、笑っていた。







< 34 / 244 >

この作品をシェア

pagetop