それでも、君のことが








鬼ごっこなんて、小五以来だよ。





でもまぁ、楽しかったしいいか。





たまにはこういうのも、悪くないかも。





私って、まだまだ子どもなんだな。





そう思ったとき、微かに笑ったなんて誰かに言えることはなかった。





だから、これは秘密。





自分一人だけの、小さな秘密。







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