それでも、君のことが








三階に行くはずが、一階に行こうとしていたらしい。





うちの学校は、中一が五階、中二が四階、中三が二階。





なので、二年間の癖がついてしまったらしい。





「べ、別にわかってたし!」





慌ててそう誤魔化して、三階へ続く階段を上った。















学校から帰り、メッセージアプリを開くと河北から一通きていた。





えーっと、『明日遊べる?』?





明日は……





スケジュール帳を開く。







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