それでも、君のことが








ダメだよ、私。





しっかりしなくちゃ。





すーくんには、好きな人がいるんだから。





そう、思ってるのに。





わかってるのに。





君を想う気持ちは止まらない。
















それから、3ヶ月が経った。





「きらー!」





一限目が終わって、河北ぐ窓から顔を出す。






それだけで、嬉しくなっていた。





自分に、本当の友達ができたみたいで。





失恋の傷が完全に癒えたと言えば、嘘になるかもしれない。





けど、日に日に癒えてきているのは確実。







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