夢に手が届くまで
「ちゃんと、これから毎日質問に来ること。
来なかったら、もう知らないよ。」
きっと、その一言はわたしがこれからも来やすいように。
松崎先生なりの配慮だっんだと思うーー。
***
時計が7時をさした頃、わたしは学校の通学路をひとり歩いていた。
まだ4月なのにさすがに、7時だと日は暮れて外は真っ暗だった。
何故か、帰り際勉強のやる気に満ちていたわたしは、駅につき電車に乗るなり明日の英単語のテスト範囲の単語を眺める。
今まで英単語なんか電車で見た事はなかった。
なんでだろうね、怒られたあとで凹むはずなのに。
松崎先生の言葉は私の胸にしっかりと届いていて。
ちゃんと頑張ろうって思わせてくれるんだ。
だから、小さなことから始めてみようって思うの。
「よし、がんばろう」
小さく、電車の中でつぶやくとわたしはまた単語帳に視線をむける。
だいじょうぶ、始まったばかりだもん。
ここから、数学得意になってやるんだって今日の出来事を振り返りながら心に誓ったーー。
来なかったら、もう知らないよ。」
きっと、その一言はわたしがこれからも来やすいように。
松崎先生なりの配慮だっんだと思うーー。
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時計が7時をさした頃、わたしは学校の通学路をひとり歩いていた。
まだ4月なのにさすがに、7時だと日は暮れて外は真っ暗だった。
何故か、帰り際勉強のやる気に満ちていたわたしは、駅につき電車に乗るなり明日の英単語のテスト範囲の単語を眺める。
今まで英単語なんか電車で見た事はなかった。
なんでだろうね、怒られたあとで凹むはずなのに。
松崎先生の言葉は私の胸にしっかりと届いていて。
ちゃんと頑張ろうって思わせてくれるんだ。
だから、小さなことから始めてみようって思うの。
「よし、がんばろう」
小さく、電車の中でつぶやくとわたしはまた単語帳に視線をむける。
だいじょうぶ、始まったばかりだもん。
ここから、数学得意になってやるんだって今日の出来事を振り返りながら心に誓ったーー。