桔梗の華 ~途中公開~
「どうなってんだよ!」
ごろんと横になる神威は
目をつぶってイライラしていた
「おかしいよね~俺でも妖気は感じたよ」
襖に寄りかかる凛丸も
納得行ってなさそうな顔で
私もやっぱりおかしいと思う
土地神のおじいちゃんの力は
確かにこの家に感じる、だから
犯人は伊助さんで間違いない
でもそんな人柄には見えない。
子供達の伊助さんへの信頼は
やっぱりいい人だから?
「なんじゃお前らこの空気は」
子供達と遊んでいた帆と蘭丸が帰ってきた
「なんだかね~」
あくびをする凛丸の隣に蘭丸が座る
帆はわたしの膝の上に来てそうだ!と口を開く
「あいつらが言っとったんじゃが、あいつらを拾ったのは伊助みたいでの~」
「きいたっつーの、もっとマシな情報よこせチビ」
隣から神威の横槍になんじゃとー!と
帆が反応する。
コホンと体制を整えて話の続きをする
「夜になるとフラっといなくなるって言ってたんじゃ!1人の子供が瓦に行こうと夜中起きてったら丁度伊助が家を出るところでなにやら様子がおかしかったらしんじゃ」
「様子だと?」
神威が起き上がり帆に向き合う
「その子供はいつもの優しい伊助じゃない顔をしていたと言ってたんじゃ!声をかけても無視されたらしくてな~、でも朝になれば普通だったから夢なんじゃないかと話してたんじゃ!」
帆の話を聞く限りだと…
夜になれば何か分かるって事かな
ごろんと横になる神威は
目をつぶってイライラしていた
「おかしいよね~俺でも妖気は感じたよ」
襖に寄りかかる凛丸も
納得行ってなさそうな顔で
私もやっぱりおかしいと思う
土地神のおじいちゃんの力は
確かにこの家に感じる、だから
犯人は伊助さんで間違いない
でもそんな人柄には見えない。
子供達の伊助さんへの信頼は
やっぱりいい人だから?
「なんじゃお前らこの空気は」
子供達と遊んでいた帆と蘭丸が帰ってきた
「なんだかね~」
あくびをする凛丸の隣に蘭丸が座る
帆はわたしの膝の上に来てそうだ!と口を開く
「あいつらが言っとったんじゃが、あいつらを拾ったのは伊助みたいでの~」
「きいたっつーの、もっとマシな情報よこせチビ」
隣から神威の横槍になんじゃとー!と
帆が反応する。
コホンと体制を整えて話の続きをする
「夜になるとフラっといなくなるって言ってたんじゃ!1人の子供が瓦に行こうと夜中起きてったら丁度伊助が家を出るところでなにやら様子がおかしかったらしんじゃ」
「様子だと?」
神威が起き上がり帆に向き合う
「その子供はいつもの優しい伊助じゃない顔をしていたと言ってたんじゃ!声をかけても無視されたらしくてな~、でも朝になれば普通だったから夢なんじゃないかと話してたんじゃ!」
帆の話を聞く限りだと…
夜になれば何か分かるって事かな