桔梗の華 ~途中公開~
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
外から大きな唸り声が聞こえて
バッと体制を整える
「帆くんは子供を!」
「おう!」
帆に子供を任せて外へ出る
土地神の力も感じる!
私達の目の前は鬼がいる。
黒くて鋭い角に剥き出した牙
神威はすぐさま鬼の前へと駆け寄る
「神威!」
その後を私たちも追う
「おい桔梗!こいつから土地神の力は感じんのか?」
戦闘態勢に入りながら私に声をかける神威
「うん!おじいちゃんの力を纏ってる!」
鬼の周りには禍々しい力が増幅して合った
きっとおじいちゃんの力を取り込んだに違いない
「……スベテ喰ウ…」
大きな巨体が神威に迫る
凛丸と蘭丸も周りから鬼へ攻撃を掛ける
私はまた何も出来ない
神威の鋭い爪が鬼の身体に傷を付ける
…!痛みを感じてないの?
傷を負った鬼は何度引き裂かれても
立ち上がって攻撃を繰り返す
何故だろう…
見ていて疑問が生まれた
この鬼はまるで自分の意思がないみたいな
みんなの攻撃を受けても何度も立ち上がり
力を欲してる。ただそれだけで…
「神威!なんかおかしいよ!」
私が神威に叫ぶと鬼は私に方向を変えた
「しまっ…」
そう思った時には遅く
一瞬にして私は鬼の手の中にいた
「ちくしょー!桔梗ー!」
神威は焦りながらも私が捕まってるから
攻撃はかけられない。
鬼の腕を切り裂こうと近寄るがすぐに私を盾にして何も出来ない状態に怒りを表す
私…食べられるの??
鬼は私を連れてこの場から逃げ出した
「か、かむいいいいい!」
物凄い速さで神威も凛丸達も追い付けないほどに距離があいていく
食べられちゃうの?
殺されちゃうの?
こんな所で私の人生END?
ホントツイテナイ。
鬼の手の中でもがいてもビクともしない
土地神のおじいちゃんの力を奪ったんだ
きっと私の中に眠る力を狙ってるんだ…
もうダメなのかな…
外から大きな唸り声が聞こえて
バッと体制を整える
「帆くんは子供を!」
「おう!」
帆に子供を任せて外へ出る
土地神の力も感じる!
私達の目の前は鬼がいる。
黒くて鋭い角に剥き出した牙
神威はすぐさま鬼の前へと駆け寄る
「神威!」
その後を私たちも追う
「おい桔梗!こいつから土地神の力は感じんのか?」
戦闘態勢に入りながら私に声をかける神威
「うん!おじいちゃんの力を纏ってる!」
鬼の周りには禍々しい力が増幅して合った
きっとおじいちゃんの力を取り込んだに違いない
「……スベテ喰ウ…」
大きな巨体が神威に迫る
凛丸と蘭丸も周りから鬼へ攻撃を掛ける
私はまた何も出来ない
神威の鋭い爪が鬼の身体に傷を付ける
…!痛みを感じてないの?
傷を負った鬼は何度引き裂かれても
立ち上がって攻撃を繰り返す
何故だろう…
見ていて疑問が生まれた
この鬼はまるで自分の意思がないみたいな
みんなの攻撃を受けても何度も立ち上がり
力を欲してる。ただそれだけで…
「神威!なんかおかしいよ!」
私が神威に叫ぶと鬼は私に方向を変えた
「しまっ…」
そう思った時には遅く
一瞬にして私は鬼の手の中にいた
「ちくしょー!桔梗ー!」
神威は焦りながらも私が捕まってるから
攻撃はかけられない。
鬼の腕を切り裂こうと近寄るがすぐに私を盾にして何も出来ない状態に怒りを表す
私…食べられるの??
鬼は私を連れてこの場から逃げ出した
「か、かむいいいいい!」
物凄い速さで神威も凛丸達も追い付けないほどに距離があいていく
食べられちゃうの?
殺されちゃうの?
こんな所で私の人生END?
ホントツイテナイ。
鬼の手の中でもがいてもビクともしない
土地神のおじいちゃんの力を奪ったんだ
きっと私の中に眠る力を狙ってるんだ…
もうダメなのかな…