桔梗の華 ~途中公開~
「おはよ~!ギリギリだったじゃん!」

教室についてすぐに友達の
かな、みき、りほ、が声をかけてきた

「いつもギリギリだもんね桔梗は~」


「あはは~…」

その通りでございます



「ところでさ~この前の先輩どうしたの?」

かなが食い気味に迫ってくる

「この前??」

「しらばっくれないでしょ桔梗ちゃん!」

りほがふくれっ面してその隣でみきも
責めるような目で見てくる

「この前2年の明智先輩に告白されてたでしょ!この学校でいけめんに入るスポーツ系いけめんだよ!」

確かにそんなことあったっけな~

なんて思ってると3人からの圧力が
凄まじくて変な汗が止まらない
それに告白というか…


「友達になってくださいってだけだよ?」

3人が同時に「えー!!!!」と
大きい声で教室内はシーンとしてしまった
けどすぐにガヤガヤとみんなの会話が再開していく




「友達でもすごいことじゃない~!」
「そうそう!いまじゃすごい噂になってるんだからね~?」
「桔梗ちゃんと明智先輩で話題持ち切りなんだから!2年のとこも桔梗ちゃんの話で持ち切りだってよ?」



3人の圧力に苦笑いしかできなくて
ちょうど良く担任が教室に入ってきて
授業が始まった



確かに明智先輩から言われたけど
実際恋愛なんてまだしたことないし
よくわかんないんだよね

黒板をボーーと見つめ
今夜のおかずは何かなと考える

ほんとにごく普通の生活が
変わるなんてこの時は誰も
想像できなかっただろう……


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