桔梗の華 ~途中公開~
「闇雲…どこまで人を…」
グッと拳に力が入る
ほんとに危険な妖怪…
伊助さんの闇を広げて操ってた闇雲
だから桔梗が感じた違和感はそのせいだと
納得した。
自分の意思ではないような妖気
まさかそこに闇雲が漬け込んでたなんて…
許せない
「まあ、私も自分の意志が弱いせいで」
「そんなことありません!」
「ほんとに救われました。ありがとうございます」
律儀にお礼をした伊助さんの姿を見て
私は決心した。
必ず闇雲を止める…