桔梗の華 ~途中公開~
「じゃあ、此処で!お世話になりました!」
充分に身体は楽になったから
土地神のところに行かないと
「ええ、お気をつけて!」
伊助さんと子供達に見送られて
祠へと歩いていく
「寂しいのお」
帆が寂しそうに未だに手を振ってる子供達に
手を振り返す
「だったらおめーだけあそこに置いてってやろーか?」
神威が腕を組みながら帆に悪態をつく
「なんじゃとー!」
蘭丸の肩でぷんすかと怒る帆
相変わらずの状況にふふと笑う
暫く歩いて目的の祠に着いた
でもここからは結界が張ってあり
神威達は入ってこれないから
私一人だけで行くことになった。
「此処で待ってるからな」
「うん」
神威の顔を見て手に持っていた
緑の結晶を力強く握る
そして結界の中へと入って
祠に手を伸ばす
一瞬にして取り込まれて
また白い景色の中へと引き込まれた。
「ほう、取り返してくれたのか!」
おじいちゃんに結晶を渡して
ぴょんぴょんと嬉しそうに走り回る
土地神様はいきなり結晶を飲み込んだ
「の、飲んじゃうの?!」
「なんじゃー?当たり前じゃろ!」
長い白いヒゲを撫でるおじいちゃん
やっぱり神様とかよくわかんないし
ついていけない…
あははと笑う私の胸に土地神様が
手を当てる
思わず引っぱたいた。
「なにするんじゃ!約束通りおぬしの中を見てやろうとしたのに!!」
「いやにやけながら触るから…つい…」
まったく!と言いながら今度は
触らず胸に手を翳した。
しーーーんとする空気
でも目の前のおじいちゃんは
目をつぶって汗をかいてる
なんか、どうしたらいいんだろ私
数分この状態が続くと
ピカー!とおじいちゃんの目が見開く
充分に身体は楽になったから
土地神のところに行かないと
「ええ、お気をつけて!」
伊助さんと子供達に見送られて
祠へと歩いていく
「寂しいのお」
帆が寂しそうに未だに手を振ってる子供達に
手を振り返す
「だったらおめーだけあそこに置いてってやろーか?」
神威が腕を組みながら帆に悪態をつく
「なんじゃとー!」
蘭丸の肩でぷんすかと怒る帆
相変わらずの状況にふふと笑う
暫く歩いて目的の祠に着いた
でもここからは結界が張ってあり
神威達は入ってこれないから
私一人だけで行くことになった。
「此処で待ってるからな」
「うん」
神威の顔を見て手に持っていた
緑の結晶を力強く握る
そして結界の中へと入って
祠に手を伸ばす
一瞬にして取り込まれて
また白い景色の中へと引き込まれた。
「ほう、取り返してくれたのか!」
おじいちゃんに結晶を渡して
ぴょんぴょんと嬉しそうに走り回る
土地神様はいきなり結晶を飲み込んだ
「の、飲んじゃうの?!」
「なんじゃー?当たり前じゃろ!」
長い白いヒゲを撫でるおじいちゃん
やっぱり神様とかよくわかんないし
ついていけない…
あははと笑う私の胸に土地神様が
手を当てる
思わず引っぱたいた。
「なにするんじゃ!約束通りおぬしの中を見てやろうとしたのに!!」
「いやにやけながら触るから…つい…」
まったく!と言いながら今度は
触らず胸に手を翳した。
しーーーんとする空気
でも目の前のおじいちゃんは
目をつぶって汗をかいてる
なんか、どうしたらいいんだろ私
数分この状態が続くと
ピカー!とおじいちゃんの目が見開く