お見合い結婚した夫が最近おかしい件
「千里さん、夕食ですが、どうしますか?」
「あー、どうしましょうか?」
時計を見ると20時前。残念ながらうちの冷蔵庫には、夕食を作れるだけの材料はない。ついでに、私にはスキルがない。
食べに行くか、出前を取るか・・・選択肢は2つだろう。
「最近、高嶺さんも私も仕事も忙しかったですし、出前でもとって家でゆっくり食べませんか?」
「そうですね。何食べます?」
「ネットで調べてみますか?」
私はスマホを取り出して検索をかけた。
「うーん。ピザとかが無難ですかね。後、お寿司とか、お弁当とかもありますけど、高嶺さんは何にします??」
私が尋ねると、高嶺さんが私のスマホを覗き込んできた。
距離がぐっと縮まって、高嶺さんから微かにシトラスの良い匂いがいした。思わず、スマホから少し顔をはなした。
すると、高嶺さんが私の方を見た。
「どうしました?」
高嶺さんが不思議そうに私を見る。
『どうしましたか?』と尋ねられてらも困る。近すぎる距離に何だか戸惑ってしまったなんて言えない。
私たちは夫婦で、もちろんキスしたことあるし、その先だって・・・。いや、最後にしたのは1ヶ月以上前だけど。回数だって結婚して両手で数えられるくらいだけど。
それでもやっぱり夫婦なわけで、一緒にスマホを覗き込んだだけで動揺してしまうなんておかしい。
「あーえっと。どうしましょうね。」
適当なことを言いながら少し距離を取ろうとすると、高嶺さんに手首をつかまれた。
「千里さん、顔が赤いですよ?大丈夫ですか?」
「え?顔、赤いですか?」
そういえば顔が熱い。
どう言い訳しようかと考えていると、高嶺さんが私の手を放して、にっこり笑った。
「ピザにでもしましょうか?」
「あ、はい。」
久しぶりのピザは美味しかった。でも、久しぶりの高嶺さんとの食事はさっき動揺したのが尾を引いたのか、我ながら挙動不審だった。
自室のベットの上で、久しぶりだったのに高嶺さんに変に思われたんじゃないかと気にしながら眠りについた。
「あー、どうしましょうか?」
時計を見ると20時前。残念ながらうちの冷蔵庫には、夕食を作れるだけの材料はない。ついでに、私にはスキルがない。
食べに行くか、出前を取るか・・・選択肢は2つだろう。
「最近、高嶺さんも私も仕事も忙しかったですし、出前でもとって家でゆっくり食べませんか?」
「そうですね。何食べます?」
「ネットで調べてみますか?」
私はスマホを取り出して検索をかけた。
「うーん。ピザとかが無難ですかね。後、お寿司とか、お弁当とかもありますけど、高嶺さんは何にします??」
私が尋ねると、高嶺さんが私のスマホを覗き込んできた。
距離がぐっと縮まって、高嶺さんから微かにシトラスの良い匂いがいした。思わず、スマホから少し顔をはなした。
すると、高嶺さんが私の方を見た。
「どうしました?」
高嶺さんが不思議そうに私を見る。
『どうしましたか?』と尋ねられてらも困る。近すぎる距離に何だか戸惑ってしまったなんて言えない。
私たちは夫婦で、もちろんキスしたことあるし、その先だって・・・。いや、最後にしたのは1ヶ月以上前だけど。回数だって結婚して両手で数えられるくらいだけど。
それでもやっぱり夫婦なわけで、一緒にスマホを覗き込んだだけで動揺してしまうなんておかしい。
「あーえっと。どうしましょうね。」
適当なことを言いながら少し距離を取ろうとすると、高嶺さんに手首をつかまれた。
「千里さん、顔が赤いですよ?大丈夫ですか?」
「え?顔、赤いですか?」
そういえば顔が熱い。
どう言い訳しようかと考えていると、高嶺さんが私の手を放して、にっこり笑った。
「ピザにでもしましょうか?」
「あ、はい。」
久しぶりのピザは美味しかった。でも、久しぶりの高嶺さんとの食事はさっき動揺したのが尾を引いたのか、我ながら挙動不審だった。
自室のベットの上で、久しぶりだったのに高嶺さんに変に思われたんじゃないかと気にしながら眠りについた。