愛涙

あたしがこんなこと考える資格なんてないって事ぐらい

わかってる。


でも考えちゃうの。

友輝しか頭にないの。

「付き合ってて、満足行かなかったの?」


「…別に」


何が別に、よ。

答えになってない。

「もう…いい」

気が付いたら、


目には涙が溜まってた。


バレないよう走って出た。


はーあ。


これで本当に終わっちゃったんだなあ。
< 12 / 45 >

この作品をシェア

pagetop