愛されざかり~イジワル御曹司の目覚める独占欲~


「とりあえず、話はわかってくれたかしら。貴女は馬鹿じゃ無さそうだし、身の程もわかってくれそうだけど?」
「身の程って……」


あまりにも失礼な言い方に絶句する。


「貴女から上手に真紀と別れてちょうだいね」


そう笑みを浮かべて、お金をテーブルに置いた。


「私が誘ったのだからこれは気にしないで」


動けずにいる私に鼻で笑って麗香さんはカフェを出ていった。




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