片思い彼氏scene.教習所


1分もしないうちに車庫の前に着く。



「はい…じゃどうぞ♪」



「…はい」



シートベルトを外し、ギアをRに入れる。



方向変換の要領で後ろに下がっていく。






――これが終わったら、もう本当に『終わり』なんだ…




あと少しで告白…




緊張と不安がまた襲ってきた。





サイドミラーで後方を確認しながらバックする…


なんとなく感覚が掴めたかも…♪





「ハンドルそろそろ戻した方がいいかな」



そう言うと先生の右手が

ハンドルを支配した。





一瞬にして

私の熱が上がった…。




< 238 / 269 >

この作品をシェア

pagetop